ようこそ、中京大学渡邊研究室ホームページへ!
Welcome to Laboratory of Neuromuscular Biomechanics
Chukyo University
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TOPICS
- 篠田さんと竹田さんが第37回日本トレー二ング科学会大会で若手研究奨励賞をいただきました!
- 国際電気生理運動学会(ISEK:International Society of Electrophysiology and Kinesiology)を名古屋市で開催しました。関係者の皆様に感謝申し上げます。Congress page
NEWS新着情報
- 2024年11月14日
- 神経軸索の特性を非侵襲的に評価できるQtrac systemを導入しました。特定の筋における運動単位(運動神経)の数などを非侵襲的に測定できます。
- 2024年11月3-4日
- 岡山県にある川崎医療福祉大学で開催された第37回日本トレーニング科学会大会に参加してきました。当研究室からは以下の研究発表を行いました。また、篠田さんと竹田さんが共に若手研究奨励賞をいただきました。関係者の皆様に感謝申し上げます。
篠田理依、西川太智、竹田良祐、渡邊航平:中強度のレジスタンス運動はセット数を重ねても高強度のレジスタンス運動における運動単位の動員パターンを模擬できない
[若手研究奨励賞]
竹田良祐、廣野哲也、吉子彰人、功刀 峻、奥平柾道、上田彩笑子、西川太智、渡邊航平: 高血圧高齢者の運動神経の興奮性は運動直後の血圧応答と関連する[若手研究奨励賞]
- 2024年10月26日
- 第7回保見いきいきアカデミーを開催しました。参加者およびスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げます。詳細はこちら
- 2024年10月12日
- 第16回八事いきいきアカデミーを開催しました。参加者およびスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げます。詳細はこちら
- 2024年10月8日
- 特任助教の竹田さんを筆頭著者として、スプリントインターバルトレーニングに対する神経筋電気刺激の付加の影響を明らかにした研究が、International
Journal of Sports Medicineに原著論文として掲載されることが決定しました。間欠的な短時間高強度スプリント運動の休息時に神経筋電気刺激を付加することで代謝性ストレスを高めつつ、主運動のパフォーマンスを維持できるという新たなトレーニング方法の提案になります。
Effect of subtetanic neuromuscular electrical stimulation on sprint interval
exercise
Takeda R, Nojima H, Nishikawa T, Watanabe K
- 2024年10月8日
- 特任助教の竹田さんを筆頭著者として、高血圧を有する高齢者における運動後の血圧応答と個人が有する運動単位活動パターンとの関係を明らかにした研究が、Experimental
Physiologyに原著論文として掲載されることが決定しました。投薬治療の有無による影響を検討することで、高血圧を有する高齢者に対する筋力トレー二ングの処方にとって貴重なデータになると考えています。
Changes in Motor Unit Firing Pattern are Associated with Post-Exercise
Blood Pressure Response in Older Untreated but Not Treated Hypertensive
Adults
Takeda R, Hirono T, Yoshiko A, Kunugi S, Okudaira M, Ueda S, Nishikawa T, Watanabe K
- 2024年10月5日
- 名古屋大学で開催された第34回日本マイクロニューログラフィ学会大会に参加してきました。当研究室からは以下の研究発表を行いました。
[話題提供]
竹田良祐:種々ストレス下におけるHFpEF患者の交感神経と血行動態の応答
[一般口頭発表]
功刀峻(愛知工業大学)、竹田良祐、渡邊航平:微小神経電図と高密度表面筋電図を用いた筋紡錘と運動神経活動取得の試み
- 2024年9月30日
- 昨年度まで本研究室で日本学術振興会特別研究員PDをしていた廣野さん(現・京都大学)を筆頭著者として、3ヶ月の魚肉タンパク摂取が高齢者の神経筋機能に及ぼす影響を明らかにした研究がInternational
Journal of Food Sciences and Nutritionに原著論文として掲載されることが決定しました。株式会社ニッスイと椙山女学園大学との共同研究です。魚肉タンパク摂取によって、本来、高齢者で生じる運動単位活動の変化を予防する可能性が示されました。
Age-related decline of motor unit firing rate in community-dwelling healthy
older adults and daily ingestion of Alaska pollack fish protein: a randomized
trial
Hirono T, Takeda R, Nishikawa T, Ueda S, Akamatsu Y, Uchida K, Mita Y,
Watanabe K.
- 2024年9月15-20日
- 大阪産業大学にて、循環器系および認知機能と運動単位活動の関係に関する共同研究を実施しました。東洋大学の小河教授および大阪産業大学の宮本教授との共同研究です。渡邊、特任助教の竹田、院生の西川、唐木、学部生の篠田、栖村、井川が参加しました。
- 2024年9月2-4日
- 佐賀で開催された日本体力医学会に参加してきました。当研究室からは以下の研究発表を行いました。
第78回日本体力医学会大会
[一般口頭発表]
唐木茉里乃、國松なる実、渡邊航平、東本 翼、福家真理那、菅原 順、小河繁彦:頸動脈−大腿動脈脈波伝播速度が体位に及ぼす影響 廣野哲也、西川太智、渡邊航平:骨格筋電気刺激によって評価された筋収縮特性が最大筋力に及ぼす影響
[日本体力医学会-ECSSジョイントシンポジウム]
西川太智:Daily quercetin supplementation alters motor unit behavior and enhances muscle strength adaptation in response to resistance training in older adults
[オンラインポスター発表]
竹田良祐、廣野哲也、吉子彰人、西川太智、上田彩笑子、井川快斗、篠田理依 、川上慎太朗 、冨成祐介、渡邊航平:地域在住高齢者におけるレジスタンス運動の強度および入浴習慣が筋力や血圧に及ぼす影響一般口頭発表
[若手研究者講演]
渡邊航平:電気生理学的研究手法を用いたヒト運動神経の評価と体力科学への応用
- 2024年8月29-30日
- 大阪で開催された計測自動制御学会ライフエンジニアリング部門において渡邊がシンポジウムをオーガナイズし、西川さんが登壇しました。
計測自動制御学会ライフエンジニアリング部門シンポジウム2024
[シンポジウム]
高密度表面筋電図法の応用(オーガナイザー:渡邊航平)
渡邊航平:高密度表面筋電図法の概要
西川太智:高密度表面筋電図法を用いた高齢者の神経筋特性の理解と筋力トレーニングへの応用
- 2024年8月21-23日
- 金沢で開催された日本運動生理学会および呼吸研究会に参加してきました。当研究室からは以下の研究発表を行いました。
第32回日本運動生理学会大会
[一般口頭発表]
西川太智、竹田良祐、上田彩笑子、井川快斗、廣野哲也、奥平征道、三田有紀子、渡邊 航平:高齢者の運動単位活動特性はその後の筋力トレーニング効果の個人差と関連する
井川快斗 、竹田良祐、西川太智、篠田理依、上田彩笑子、三田有紀子、渡邊 航平 :一過性のエネルギー非摂取が代謝系および神経筋系の生理応答に及ぼす影響
竹田良祐 、西川太智、井川快斗、篠田理依、唐木茉里乃、松野美陽、小河繁彦、渡邊航平:運動神経の興奮性の個人差は運動昇圧応答の個人差と関連するが筋代謝受容器反射の個人差とは関連しない
[シンポジウム ]
渡邊航平:運動生理学研究の意義・価値とその着地点 ―研究成果の社会実装を考える 民間企業との共同研究を通した研究成果の社会実装
呼吸研究会
[口頭発表]
篠田理依、西川太智、竹田良祐、渡邊航平:単回のレジスタンス運動における強度の違いが運動単位の動員パターンに及ぼす影響
- 2024年7月23日
- 日本股関節研究振興財団のホームページに渡邊が寄稿したコラム「使って残そう運動神経」が掲載されています。一般の方向けに運動神経や筋肉に対する加齢と運動の影響について解説しています。こちら
- 2024年7月13日
- 第6回保見いきいきアカデミーを実施しました。参加者、学生スタッフ、NPO法人アイリスの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げます。詳細はこちら
- 2024年7月8日
- 一昨年度まで本研究室で特任助教として働いていた功刀さん(現・愛知工業大学)を筆頭著者として、足関節不安性を有する大学サッカー選手における長腓骨筋の運動単位活動と足関節外反筋力コントロール発揮に関する研究がJOSPT
Openに掲載されることが決定しました。研究に協力いただいた中京大学サッカー部の皆様に心より感謝します。
Eversion force control and neural drive to the peroneus muscles in male
collegiate soccer athletes with and without perceived ankle instability
Kunugi S, Nishikawa T, Watanabe K
- 2024年7月8日
- 金沢大学の西川裕一先生を筆頭著者として、局所的な振動刺激が運動単位活動と筋力発揮に及ぼす影響を検討した研究がEuropean Journal
of Applied Physiologyに掲載されることが決定しました。
Immediate effect of local vibration on motor unit firing behavior and muscle
strength in healthy young adult males
Nishikawa Y, Holobar A, Watanabe K, Komatsuzaki T, Chihara T, Sakamoto J, Kawagoe T, Nagayasu H, Mori K, Kawano K, Maeda N, Tanaka S, Hyngstrom A
- 2024年6月26-29日
- 研究室メンバーを主要スタッフ(大会長:渡邊)として、第25回国際電気生理運動学会(ISEK:International Society of
Electrophysiology and Kinesiology)(ISEK2024)を名古屋市で開催しました。口頭発表120件、ポスター発表220件、招待講演6件、シンポジウム12件、参加者数408名でした。関係者の皆様に感謝申し上げます。Congress page
当研究室からは以下の8つの研究発表を行いました。
-Impact of motor unit firing patterns on
exercise pressor response in older hypertensive individuals: Takeda R, Hirono T, Nishikawa T, Amaike T,
Igawa K, Shinoda R, Ogoh S, Watanabe K [Oral presentation]
-Daily quercetin ingestion alters the effects of moderate-intensity resistance
training on muscle strength and motor unit behavior in older adults: Nishikawa T, Takeda R, Igawa K, Ueda S, Watanabe K [Oral presentation]
-High density surface electromyographic (HDsEMG) technique to differentiate between coracobrachialis and short head of biceps activity: Dey R, Watanabe K, Albertus Y, Du Plessis
JP, Roche S [Oral presentation]
-Motor unit firing properties of knee
extensors immediately after repeated static stretching of rectus femoris in
healthy males: Hirono T, Yagi M, Wang Z, Sakata H, Okada
S, Nakazato K, Ichihashi N, Watanabe K [Oral presentation]
-Acute changes in motor unit recruitment threshold following resistance
exercise with various exercise intensities: Shinoda R, Nishikawa T, Takeda R, Watanabe K [Poster presentation] *Award Finalist
-Neurophysiological factors associated with performance parameters in elementary school students: Yoshimura A, Kunugi S, Hirono T, Watanabe K [Poster presentation]
-The influence of maturation on muscle strength, muscle size, and motor
unit firing rate in soccer players: Okudaira M, Takeda R, Nishikawa T,
Hirono T, Kunugi S, Mita Y, Watanabe K [Poster presentation]
-Diurnal variations of neuromuscular system and inter-individual differences:
Igawa K, Hirono T, Nishikawa T, Takeda R, Watanabe K [Poster presentation]
- 2024年6月15日
- 第15回八事いきいきアカデミーを実施しました。参加者およびスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げます。詳細はこちら
- 2024年5月28日
- 立命館大学の内田昌孝先生を筆頭著者として、高齢女性を対象とした筋力トレーニングと鶏肉摂取が筋力、筋肉量、腸内細菌叢に及ぼす影響に関する研究がPhysiological
Reportsに原著論文として掲載されることが決定しました。早稲田大学の宮地元彦先生および立命館大学の家光素行先生の研究グループとの共同研究です。
Effect of resistance training and chicken meat on muscle strength and mass
and the gut microbiome of older women: a randomized controlled trial
Masataka Uchida, Jonguk Park, Shumpei Fujie, Koji Hosomi, Naoki Horii,
Kohei Watanabe, Kiyoshi Sanada, Yasushi Shinohara, Kenji Mizuguchi, Jun
Kunisawa, Motoyuki Iemitsu, and Motohiko Miyachi.
- 2024年5月27日
- 特任助教の竹田さんを筆頭著者として、高齢者における筋力トレーニングおよび入浴の習慣が体力や循環器系機能に及ぼす影響に関する研究が中京大学体育学論叢に原著論文として掲載されることが決定しました。名古屋市、豊田市、長久手市、および近隣地域に在住する高齢者196名を対象に運動機能と循環器系機能を測定し、運動習慣と入浴習慣をアンケート調査しました。筋力トレーニングの実施強度に着目して分析を行った結果、トレーニング強度が高い者ほど筋力が高く、血圧が高い傾向にありました。また、入浴習慣はトレーニング強度と血圧の関係性を弱めることも分かりました。強度の高い筋力トレーニングは高齢者にとって必要ですが、循環器系への負の影響は無視出来ません。入浴習慣は、その負の影響の抑制に作用すると考えられます。本研究は、令和5年度健康・体力づくり事業財団の助成金を受けて実施しました。また、株式会社長久手温泉との共同研究となります。関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
地域在住高齢者における筋力トレーニング習慣および入浴習慣が体力や循環器系機能に及ぼす影響に関する調査
竹田良祐、廣野哲也、吉子彰人、西川太智、上田彩笑子、井川快斗、篠田理依、川上慎太朗、冨成祐介、渡邊航平
- 2024年5月16日
- 博士後期課程3年の西川さんを筆頭著者として、1週間のケルセチン摂取が高齢者のレジスタンス運動時の運動単位活動に与える影響を明らかにした研究がPhysiology & Behaviorに原著論文として掲載されることが決定しました。高齢者において、1週間のケルセチン摂取によって、レジスタンス運動前の運動単位の動員閾値の低下およびレジスタンス運動中に高い動員閾値を持つ運動単位の発火頻度が選択的に高まることを明らかにしました。高齢者は若齢者に比べて、レジスタンス運動中に高い動員閾値を有する運動単位を活動させ難いこと(Nishikawa et al. Exp Gerontol 2023)から、ケルセチンの摂取は若齢者と同様のトレーニング効果を得るための1つの手段になりうると我々は考えています。
One-week quercetin intervention modifies motor unit recruitment patterns
before and during resistance exercise in older adults: A randomized controlled
trial.
Nishikawa T, Hirono T, Takeda R, Okudaira M, Ohya T, Watanabe K.
- 2024年4月1日
- 一昨年度まで本研究室で特任助教として働いていた功刀さん(現・愛知工業大学)を筆頭著者として、高齢者における繰り返しの自動車運転を模したペダリング動作の学習効果と運動単位活動との関連を検討した研究がJournal
of Electromyography and Kinesiologyに掲載されることが決定しました。トヨタ自動車株式会社との共同研究です。
Effects of repetition of a car-driving pedal maneuver and neural output in older adults
Kunugi S, Holobar A, Nakagoshi A, Kawabe K, Watanabe K
- 2024年4月1日
- 新たに大学院生3名と学部生19名がメンバーに加わりました。
- 2024年3月31日
- 研究指導受入をしていた上田彩笑子さんが椙山女学園大学大学院で修士号を取得しました。卒業論文(主査:三田先生)と修士論文(主査:大口先生)に係る研究活動を我々の研究室で実施ました。管理栄養士として、我々の研究室で進めていた栄養関係の研究でも大きな貢献をしてくれました。4月からは金城学院大学生活環境学部食環境栄養学科の助教に就任されます。
- 2024年3月16日
- 日本体力医学会東海地方会学術集会にて院生の西川太智さんが学術奨励賞を受賞されました。開催校の至学館大学の皆様、審査員の皆様に御礼を申し上げます。
1 週間のケルセチン摂取が高齢者の単回の筋力トレーニング中の運動単位活動に及ぼす影響
西川 太智, 竹田 良祐, 渡邊 航平
- 2024年2月29日
- 渡邊が代表を務める研究課題が科学研究費補助金(基盤研究B)に採択されました。
使って残そう運動神経:プレシニア・シニアにおける運動習慣が運動神経数に及ぼす影響
渡邊航平、赤津裕康、能登祐一、竹田良祐、吉子彰人
- 2024年2月29日
- 特任助教・竹田が代表を務める研究課題が科学研究費補助金(基盤研究C)に採択されました。
異なる刺激条件での神経筋電気刺激による運動代替効果とその個人差の機序解明
竹田良祐、渡邊航平
- 2024年2月29日
- 名古屋市立大・赤津先生が代表を務める研究課題が科学研究費補助金(基盤研究B)に採択されました。
栄養、筋肉と健康寿命の関係を明らかにしアンクルウェイトで高齢者の行動変容を導く
赤津 裕康、渡邊航平、ほか
- 2024年2月29日
- 京都府立医大・能登先生が代表を務める研究課題が科学研究費補助金(基盤研究C)に採択されました。
高密度表面筋電図法による運動単位分離解析を用いた重症筋無力症の新規診断法の開発
能登祐一、渡邊航平、ほか
- 2024年2月26日
- 昨年度まで本研究室で日本学術振興会特別研究員PDをしていた廣野さん(現・京都大学)を筆頭著者として、12週間の魚肉タンパク摂取が若齢者の神経筋機能に及ぼす影響を明らかにした研究がJournal
of Nutritional Science and Vitaminologyに原著論文として掲載されることが決定しました。株式会社ニッスイとの共同研究です。
Effects of Alaska pollack protein ingestion on neuromuscular adaptation in young healthy adults: A randomized, placebo-controlled trial.
Hirono T, Ueda S, Yoshida E, Uchida K, Holobar A, Mita Y, Watanabe K.
- 2024年2月16日
- 第5回保見いきいきアカデミーを本学豊田キャンパスで実施しました。詳細
- 2024年1月30日
- 学部4年生の卒業研究発表会を実施しました。今年度は7名の学生が卒業論文を提出しました。皆さん、本当によく頑張りました。卒業研究タイトル
- 2024年1月30日
- 特任助教の竹田さんを筆頭著者として、スプリントインターバルトレーニングのレスト中に神経筋電気刺激を付加するという新しいトレーニング方法の効果を検証した研究がInternational
Journal of Sports Medicineに原著論文として掲載されることが決定しました。スプリントインターバルトレーニングの効果を推し量る上で乳酸などの代謝産物の蓄積による代謝性ストレスの大きさが重要となります。神経筋電気刺激は通常の運動(随意運動)では使用されにくい筋線維(速筋線維)も含めて活動させることができるため、乳酸などの代謝産物を低強度の運動でも発生させることができます。神経筋電気刺激をスプリントインターバルトレーニングのレスト中に付加することで次の本運動に高い代謝性ストレスを受けた状態で入れます。しかし、ここで問題となるのが本運動のパフォーマンス低下です。本研究では、レスト間に神経筋電気刺激を付加して、代謝性ストレスを高めても、本運動のパフォーマンスを低下させないことを明らかにしました。神経筋電気刺激は高い代謝性ストレスと高いパフォーマンス発揮という相反する要素を解決する新しいツールとして応用可能だと考えています。株式会社MTGとの共同研究です。
Can neuromuscular electrical stimulation enhance the effect of sprint interval
training?
Takeda R, Nojima H, Nishikawa T, Okudaira M, Hirono T, Watanabe K
- 2024年1月22日
- 昨年度まで本研究室で日本学術振興会特別研究員PDをしていた廣野さん(現・京都大学)と本研究室ゼミ生の井川さん(学部3年生)を筆頭著者として(両者が同様に貢献したというJoint
First Authorsとなっています)、運動単位活動と筋収縮特性の日内変動を明らかにした研究がJournal of Neurophysiologyに原著論文として掲載されることが決定しました。
Time-of-day effects on motor unit firing and muscle contractile properties
in humans.
Hirono T*, Igawa K*, Okudaira M, Takeda R, Nishikawa T, Watanabe K.
*Joint first authors
- 2024年1月15日
- 金沢大学の西川先生を筆頭著者として運動単位の発火パターンの左右差を検証した論文がEuropean Journal of Applied Physiologyに掲載されることが決定しました。
Sex differences in laterality of motor unit firing behavior of the first
dorsal interosseous muscle in strength-matched healthy young males and
females.
Nishikawa Y, Watanabe K, Holobar A, et al.
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